展覧会・獣猟競技会について
1.展覧会
社団法人天然記念物北海道犬保存会は何千年と言う長い歴史を刻んで来た北海道犬の原始的な姿と獣猟犬としての性能の保持と資質の向上を目的としております。
会員同士の交流とその資質の向上を多くの人々に見てもらう為に開かれているのが展覧会であります。
本部主催による本部展覧会(全国大会)は年三回、支部主催による支部展覧会は年に三十支部以上で開催されています。また、獣猟競技会も同じように開催されております。
2.獣猟競技会
獣猟競技会は北海道犬の特質である優れた獣猟性能の保持のために開催されております。
生後3ケ月の幼い犬でも自分の何百倍もある羆に向かって恐れる事も無く勇敢に立ち向って行く姿は、生後3ケ月の幼い犬でも獣猟犬である北海道犬の素晴らしさを現しています。
北海道犬の優れた狩猟(獣猟)性能を保持するために標準体型を昭和29年4月に制定し、北海道犬の作出(繁殖・飼育管理)の大きな指針としております。
展覧会の流れ
各カテゴリ毎に、以下の審査を行って成績を決定していきます。
①衛生検査 → ②個体審査 → ③比較審査
展覧会 (画像は2010年5月日高支部展より)
衛生検査
※各個体の歯牙の状態・睾丸(牡)の状態などを確認します。
個体審査
各個体毎に、北海道犬としての特徴(容姿・骨格・筋肉の付き方など)を、標準体型にもとづき審査します。
個体審査
比較審査
各カテゴリ毎に、リンクを回って、ゆっくり歩いたり、はや足や小走りなどを行って、正しい歩行姿勢や悪い癖がないか、参加犬どうしを比較して順位を決めていきます。
比較審査
比較審査
結果発表(カテゴリ毎)
比較審査終了時に、衛生検査や個体審査の結果を踏まえて、本日の最終成績を発表します。
結果発表(最終)
比較審査完了後に、各カテゴリ毎の一席犬が発表され、その中から本日の展覧の部全犬優勝犬が発表されます。
全犬優勝
全犬優勝として表彰されました。
本当は犬が表彰されているのですが、うれしそうなのは飼い主で、当の犬は早く帰りたそうです。
獣猟競技会 (画像は2010年5月日高支部展より)
獣猟競技参加者
約2分半の競技時間で、各犬が羆に向かってその対敵性を競いあいます。
各犬が待っているこの時間からすでに競技が始まっているので、犬によっては少し興奮状態となってしまうことがありますが、多くは、自分の番になって飼い主からの命令を今か今かと待ちつつ集中していくのが特徴です。
獣猟競技
一生懸命羆のにおいをかいでいる犬。
飼い主(ハンドラー)は檻の外側の白線(円)の中に入ることができません。
※白線の中に入って犬をけしかけるような場合は、減点となる場合があります。
獣猟競技
熊を回り込んで追い詰める競技者ならぬ競技犬。

(画像は2010年5月本部展/北奥羽-十和田市より)
熊の取扱
熊運搬用檻
競技の檻から運搬用の檻に移動し、その安全を確認しているところです。(本部展:十和田市)
熊運搬用
運搬用の檻をクレーン(ユンボ)で車に載せる準備をしているところです。
熊の取扱は、北海道警察の許可を受けるとともに、各展覧会で経験豊富な専門の業者(飼育者並びに運送業者)が行います。(本部展:栗山町)
獣猟競技用檻
競技中の檻の様子です。熊のつめが競技犬や人を傷つけないように、また、耐久性・安全性を十分確保した造りとなっております。(本部展:栗山町)
会場の様子
回転棒
回転棒に係留されている犬たち。長旅の疲れもこれで癒されます。(鵡川支部展)
参加者
競技場のまわりに陣どった参加者。(十和田市)
参加者
冬の大会でのひとこま。(栗山町)
